Case Study

アラブ首長国連邦における水事業

3月 4, 2021

プロジェクト概要

 
  • 事業主体:METITO Holdings Limited社
  • 所在地:アラブ首長国連邦 ドバイ
  • 調印年月:2014年6月、2021年3月
  • スポンサー:三菱商事、三菱重工 他
  • 参加公的機関:国際協力銀行

 

水へのアクセスは人々の生活に必要不可欠です。IFCは中東・アフリカ・アジア地域で幅広く水事業を手がける、METITO Holdings Limited 社に対し、投融資を通じ同社の事業を2007年から支援しています。

2014年6月、三菱商事及び三菱重工が、METITO社の38.4%の株式取得に係る契約を締結しました。また、国際協力銀行(JBIC)は日本企業の海外展開を支援する目的で創設された「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として、最大92百万米ドルのMETITO社の種類株式引受による出資を行い、同社の成長に必要な資金の調達を支援しました。

IFCは、三菱商事・三菱重工・JBICとのMETITO社への共同投資を通じ、日本企業の海外ビジネス展開を支援しています。

2021年3月、IFCは、COVID-19実体セクター危機対応ファシリティを通じて2,000万ドルの融資を行い、同社による飲料水へのアクセスの改善、下水処理施設の整備及び処理費用の削減、渇水地域の健康被害の低減に向けた継続的な取組みを支援しました。同ファシリティからの融資は、中東・北アフリカ地域におけるインフラ・セクターでは、Metito社が初となります。

metito
infra

日本企業との協働案件

三菱商事/2003・2004年

フィリピン:水道事業

伊藤忠商事、INPEX/2004年

アゼルバイジャン:石油パイプライン事業

豊田通商/1995年

パキスタン:発電事業