IFCについて

国際金融公社 (IFC) は、民間セクターの成長促進に向けた投融資を通じ、途上国で暮らす人々の生活の改善を支援しています。人道的に必要とされる支援に結び付く経済発展をサポートすることで、支援を最も必要としている人々や地域において具体的な進捗を実現します。

世界銀行グループの一員である IFC は、途上国の民間セクターに特化した世界最大の国際開発金融機関です。

IFCのミッション

60 年以上にわたり、IFCは民間セクターの力を活かし、より良い世界を創るべく尽力してきました。IFCはこれまでに培った経験を活かし、革新的なアイデアをグリーン成長、包括的な雇用、インパクトの大きいプロジェクトへの投融資に繋げていくべく取り組んでいます。

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民間セクターの発展をリードする

IFCはインパクト投資の先駆者として、60 年以上にわたり、途上国の民間セクターの発展を支援してきました。

IFCの資本力や培った知見を活かし、他の開発パートナーとともに、開発課題に対して持続可能な解決策をもたらし得る有望なプロジェクトや起業家の支援、ビジネス環境の整備や市場機会の創出に向けて取り組んでいます。その取組みを通じ、新たな雇用やイノベーションを生み出し、極度の貧困の撲滅と途上国との繁栄共有という大きな目標達成に向けて前進しています。

日本とのパートナーシップ

IFCのグローバルな使命を遂行する上で、日本はとても重要なパートナーです。現在、IFCの第2位の株主である日本は、1956年に創設メンバーとしてIFCに加盟し、世界銀行からの借入国からドナーへ、そしてIFCの取組みに不可欠な資金の拠出国へと発展を遂げました。IFCは、1988年に東京事務所を開設し、日本や政府系開発機関とのパートナーシップの強化や日本人職員の採用、さらに日本の民間セクターの海外展開を支援するとともに、その力を開発課題の解決に最大限に生かすべく連携を図っています。

経営陣

豊富な開発経験や知識、多様な文化的視点を備えた経営陣は、目標達成に向けて、常に変化し続ける環境下でIFC の組織や業務の最適化を図るべく、方針や戦略の策定を行っています。

マクタール・ディオップ
IFC長官
Workers build a new, energy-efficient library at the campus of the Lebanese American University in Byblos, Lebanon, in April 2018. Photo © Marwan Namaani/International Finance Corporation
328億ドル
投融資コミットメント総額(2021 年度は 315 億ドル)

沿革

1956年に、IFC は途上国の経済発展に民間セクターを活用する取組みを実践する先駆者として設立されました。以来、60年以上にわたり、世界中で民間による画期的な取組みを包摂的な経済成長の実現や雇用創出、生活や社会環境の改善に繋げてきました。現在、IFC が手掛けたプロジェクトのインパクトを受けた国々は 100 か国以上に及んでいます。